引きこもりは社会の写し鏡!?しっかりと向き合うことが大切!

現在の日本には100万人以上も引きこもり状態の人がいると言われています。学校にも行かず、仕事にも就かず、自室にこもってひたすらインターネットやゲーム、漫画に没頭する人達。今回は、大きな社会問題にも発展している引きこもりについて考えてみましょう。

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引きこもりとは、どんな状態を指す?


引きこもりとは、厚生労働省によると「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」と定義されています。

これはあくまでも定義であって、実際にはいろいろな形態の引きこもりが存在します。

家族ともまったく交流がない、深夜にコンビニエンスストアには買い物に出ることができる、家族に暴力を振るう、こうした数々の現象が見られます。特にひどい状態になると、部屋から一歩も出ずにゴミ屋敷状態の中で暮らす、40歳代・50歳代になっても仕事に就けず親の年金を食いつぶすなど、家族への負担は計り知れないものになっているのです。

また、引きこもりの多くは働き盛りの年代ですから、企業の人手不足の問題、税収の問題、社会保障費の問題とも密接に関りが出てきます。100万人以上の人々が何も生み出すことなく引きこもった状態にいるわけですから、社会的な損失も多大だと言えるでしょう。

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引きこもりの主な原因は?


最近ではアメリカやヨーロッパなどの先進諸国でも引きこもり状態の人々が多くなってきたという報告がありますが、以前は日本人特有の症状と言われていました。そのため、引きこもり状態のことを英語圏でも「Hikikomori」とローマ字で表記しています。

引きこもりが日本人に多い理由はいくつか考えられますので下記に挙げてみます。

・日本の学校や会社では、個性より集団にいかに馴染むかが大切とされる傾向があります。「出る杭は打たれる」ということわざが示すように、個性が目立つ人は、いじめられたり規律を乱すと考えられて左遷されたりすることがよくありますよね。こうした風潮から逃れる最後の手段に引きこもりを選ぶという人が多いのです。

・今の日本は二極化が進んでいると言われています。お金を持っている人と持っていない人、高学歴の人と低学歴の人など極めて対照的な二極化です。いわゆる「勝ち組」と「負け組」ですね。親は子供に「勝ち組」になるよう幼いころから英才教育を受けさせたりします。しかし、英才教育を受けた子供がすべて「勝ち組」になれるわけではありません。こうして激しい競争社会からはじき出された人達や、初めから「勝ち組」になることをあきらめている人々は大きな虚無感や敗北感に襲われ、社会から自分を断絶する引きこもりになってしまうのです。

社会復帰を目指すには?


主な原因として記載したように、いわゆる「勝ち組」になることを放棄した人が引きこもりになる傾向が強いのが現状です。両親など家族の期待が大きければ大きいほど、挫折したときの失望感も強くなります。
つまり、引きこもり状態になってしまう背景には家族の干渉が強すぎるということが挙げられます。ですから、引きこもりの解消には過干渉は禁物です。腫れ物に触るような態度をとったり過度に心配することも避けたほうがよいでしょう。

さりげなく、一緒に外出してみようと話しかけてみたり、食事を家族で食べないかと尋ねてみたり、本当に少しずつではありますが、こうした努力が引きこもりには効果を発揮します。

また、引きこもりが長期化している場合は、精神疾患を患っているケースも考えられますので、一度精神科を受診してみることも必要でしょう。引きこもりの人は自分から精神科を受診するケースはほとんどありません。
ですから、家族が上手に部屋から連れ出し受診させることが重要になってきます。投薬やカウンセリングで症状が緩和されるケースも多いので一度ドクターに相談してみましょう。

家族との絆やドクターとの対話を通し、徐々に引きこもりが解消され、通学したりアルバイトを始めたりすれば、症状緩和の兆候です。決して本人に無理させることなく、また家族も過度に期待することなく見守っていきましょう。

引きこもりとの長い戦いになるかもしれませんが、あきらめることなく地道に向き合うことが大切です。

最後に

引きこもり状態の人を見て「性格が弱いからだ」「根性が足りないからだ」などという人もいます。しかし、決して理由はそんなに単純なものではありません。

現在の社会が原因であるということをしっかり認識して引きこもりに向き合うことが、こうした人達を救うことになるのです。

引きこもり状態の人を少しでも減らしていくことは、社会を良い方向に向かわせること、という考え方が、今こそ求められているのではないでしょうか。

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