アスペルガー症候群は「遺伝」する?親や先祖のDNAから受け継ぐって本当!?

アスペルガー症候群には対人とのコミュニケーションの障害や、個人のこだわりが強すぎる事がトラブルになるなどの症状があります。

また、このような自閉症スペクトラム障害は幼児期の発現などが多く、先天性の発達障害ともいえるそうです。そういった場合、どうしても親御さんは遺伝の可能性を疑ってしまうものです。子供が苦しんでいるのは自分のせいではないかと疑い、自分を責めてしまうケースも少なくありません。

さらに親の自分も同じ発達障害なのでは?と疑う方もいるそうです。確かに人間の特徴は親や先祖のDNAから受け継ぐ場合があります。いわゆる遺伝というものですが、アスペルガー症候群は果たして遺伝するものなのでしょうか。

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アスペルガー症候群と遺伝の関連性は?

現在のところ、アスペルガー症候群と遺伝との関連性には2つの説があるようです。一つはアスペルガー症候群の父親から遺伝する説、もう一つは特性として遺伝する説です。まずはそれぞれについて説明していきましょう。

①アスペルガー症候群の父親から遺伝する説

アスペルガー症候群について現在も研究が続けられていますが、遺伝との関連性に関しての研究は、まだそれほど多くないようです。

しかし過去に行われたオーストリアの医師による研究では、アスペルガー症候群の子供の父親に特に似た症状の特性が見られると研究結果として残されています。

さらに児童精神科医ウィングによって、アスペルガー症候群の父親16人の中では5人に、母親の24人の中では2人に良く似た特性が報告されています。

上記の報告のように、家族の中でも特に父親からの遺伝による影響が良く見られる為、少なからずとも何らかの要因の一つとして考えられるのではないかという説がある
のです。

②特性によって遺伝する説

近年の研究によると、アスペルガー症候群の家族には、定まった基準を満たしているとは言わないまでも、何らかの似た特性があるのではないかという説が、かなり有力になってきています。

ただし、アスペルガー症候群の明らかな原因が特定された訳では無いので、間違いなく遺伝の要因があるとは言い切れないのも現状です。

今のところはあくまで家族間や、家系の間で皆類似した性格を持ち合わせ、受け継いでいるように考えたほうが自然かもしれませんね。

アスペルガー症候群に限らずですが、発達障害の原因に関してはまだまだ研究途中なので、これから少しずつ謎が解明されていくかもしれません。

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アスペルガー症候群は遺伝といえるのか

アスペルガー症候群は一般的な認識では精神的な疾患のようなものと思われる方も多いかもしれません。

しかし、現状では遺伝的な要因だったり、先天的な要因から症状が発現する事が多いのでは無いかと言われています。発達障害には広汎性発達障害と呼ばれるものがあり、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症、アスペルガー症候群も含まれます。

広汎性発達障害は特に遺伝が関連して発現すると言われており、両親が広汎性発達障害の場合は子供も同症状を発症したりなど、遺伝の影響を疑われるシーンが多く見られます。

例えば両親、もしくはどちらかの親がアスペルガー症候群や、自閉症だったりする場合はそうでない場合に比べ高い確率で子供に遺伝する可能性があるとされており、実際のケースでも子供アスペルガー症候群の治療時に、その親もアスペルガー症候群だと判明することがあるようなのです。

アスペルガー症候群は治療可能?

すべてを「遺伝」と片付けてしまうと治療は困難と思われがちですが、決してそうではありません。

アスペルガー症候群の方でもしっかり社会人として活躍されている方がいます。もちろん本人の努力は必要かもしれませんが、努力次第で他人の気持ちを理解して考える行動も可能なのです。

遺伝という要因を絡んでいることで、アスペルガー症候群から完全脱却して克服することは困難かもしれませんが、日本でも少しつづ、社会で発達障害の方々を手助けする体制や生活を補助する制度も整い始めています。

もし、家族内でアスペルガー症候群に悩んでいる方がいた場合は、地域ごとの発達障害者支援センター等もありますので、家族一丸となって改善に向けて取り組んでみる事をお薦めします。

特にアスペルガー症候群は本人を孤独にさせず、家族や周囲が理解してあげるのが大切です。特に家族は一番の理解者として側に居て、親身になる事が改善の一番の近道と言えるでしょう。

また、アスペルガー症候群の方が将来的に結婚する際も遺伝の可能性を考え、家族全員で方針や、対策を決めていくことが非常に大切になるはずです。

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