パニック障害と上手に向き合う方法

ある日突然、電車の中で動悸が激しくなったり心臓が止まるのではないかという恐怖が襲ってきたりする症状パニック障害と言います。

芸能人でもパニック障害に悩まされた過去を語っている方をよく見かけるようになりました。このようにストレスの多い現代社会では、パニック障害に悩まされている人は増加する傾向にあるのです。

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パニック障害の原因と症状は?


パニック障害を引き起こす原因ははっきりとは解明されていませんが、患者の平均年齢が35歳前後であることから、生活の大きな変化、例えば仕事上のトラブル離婚身内の病気・死去といった精神的ダメージが大きく関係しているものと考えられています。

また、タバコや酒、コーヒーの過剰な摂取もパニックを誘引するようです。
パニック障害は、前述のように動悸が激しくなる、心臓が止まってしまう恐怖心を感じるといった症状の他にも、汗が止まらなくなる、吐き気がする、叫び出したい衝動にかられるなどがあります。

一度この症状を発症すると、急に動悸が激しくなるのではないか、今度こそ心臓が止まって死んでしまうのはないか、という気持ちがぬぐえなくなり、徐々に人混みの中にいられなくなったり、電車やバスなどに乗れなくなるなどの現象が引き起こされてしまいます。

通勤通学もできなくなり買い物にも出かけられなくなるなど、日常生活に大きな支障をきたしてしまうのです。

パニック障害は必ず治る!


ひどくなると日常生活にも支障が出てしまうパニック障害ですが、この症状は必ず治すことができます。ですから、現在パニック障害に悩んでいるという方も安心してください。

治療に当たっては精神科や心療内科への通院は不可欠です。自分の症状をはっきりと伝え治療方針を医師と一緒に考えていくことをお勧めします。

パニック障害の治療は大きく分けると2つ、薬物療法と心理療法です。どこの病院でもこの2つの治療を併用して進めていくケースがほとんどです。

1年間継続して治療すれば、8割の患者が日常生活に支障が出ないレベルにまで回復するというデータが示すように、地道に、そして前向きに治療に取り組めば必ず治る病気なのです。

ただし、治療過程で体調がよくなってきたからといって医師に処方してもらった薬を自己判断で飲むのを止めるのはよくありません。医師は患者に最適な薬を探すために、途中で種類や量を変えることがあります。パニックを抑える薬を手探りで見つけ出そうとしてくれている過程で服薬を中止すれば、また振り出しに戻ることになってしまいます。

医師を信頼してきちんと服薬を続けることも寛解への最短距離だということを忘れないようにしましょう。

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自律訓練法とは?


パニック障害の2つの治療法は薬物療法心理療法ですが、心理療法とはどのようなものなのでしょうか。
最もポピュラーな心理療法は自律訓練法という治療法です。自律訓練法はドイツの精神医学者が考案した自己コントロール法で、身につけると、不安や緊張を解消して自分自身で精神をリラックスした状態にすることができるようになります。また、自分自身に一種の暗示をかけ、パニックに陥りそうになったときにも気持ちを落ち着かせることができる優れた治療法なのです。

自律訓練法を身につけるには段階を踏んでの練習が必要です。以下に習得の6段階を示します。

第1段階:両腕両脚が重い感覚を得る
第2段階:両腕両脚が温かい感覚を得る
第3段階:心臓の鼓動が静かに規則正しく打っている感覚を得る
第4段階:楽に息をしている感覚を得る
第5段階:お腹が温かい感覚を得る
第6段階:額が心地よく涼しい感覚を得る

各段階ともに楽な服装で椅子に座る、もしくはベッドなどに仰向けに寝てリラックスした状態で行います。
例えば第1段階であれば、リラックスした状態で目を閉じ、ゆっくりと腹式呼吸をします。その状態で「両腕両脚が重くなる」感覚を繰り返し頭の中でイメージします。コツをつかむと、両腕と両脚が本当に重くなったような感覚を得ることができます。

自分が不安や緊張を感じるとき両腕両脚に意識を向け、「両腕両脚が重くなる」感覚をイメージできれば、不安や緊張から意識は離れていき、落ち着いた状態に戻ることができるのです。
第6段階までできるようになればパニックに陥りそうになったときでも、「楽に息をしている感覚」や「額が心地よく涼しい感覚」などを素早く得ることで平常心を取り戻すことが可能になります。

まとめ

現代のようなストレスの多い社会では、誰もが発症する恐れのあるパニック障害ですが、薬物療法と心理療法で必ず直すことができます。今、パニック障害で悩んでいる人も医師を信じるとともに、自律訓練法などの心理療法を前向きに習得していけば寛解への道は開けますので、自信を持って治療に取り組んでいきましょう。

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