発達障害の人はこんな事で悩んでいる!さまざまなリアル場面と心の様子を覗いてみる

アスペルガー症候群など発達障害の人は
普段どんな事で悩んでいるのでしょうか。

よくあるケースをご紹介します。
さまざまな場面と心の様子を覗いてみましょう。

発達障害の職場での悩み

・会社で上司が部下に指示を出し、みんなが仕事を淡々とこなしていきます。
心の中:(なぜみんなあれだけの説明や指示で仕事ができるのだろうか・・・)
悩み:指示を理解できないことがあります。
・急に意見を求められたり、話を振られるとフリーズします。
心の中:(瞬時に振られても、考えをうまくまとめて話せない・・・)
悩み:会話が理解できないことがあります。「言葉の理解」が苦手です。
・朝礼や会議などで人前で話すのが苦手です。
心の中:(人前で話すのはとっても緊張する・・・頭が真っ白になる・・・)
悩み:いろいろ考えすぎて異常なくらい緊張してしまうこともあります。
・敬語を過剰に使いすぎて変になる場合があります。
心の中:(よし、徹底的に丁寧に話そう!)
悩み:堅苦し過ぎてちょっと変な接し方をしまうこともあります。
・ピンポイントの指示でなければうまく動けません。
心の中:(「少し考えなさい!」と言われても何を考えればいいんだろう・・・もうちょっと具体的に言ってほしいな・・・)
悩み:あいまいな指示や抽象言葉が理解できません。
・トラブルや問題を起こすつもりがなくても1度起こると極度の不安を抱えます。
心の中:(なるべく問題を起こさないように。。失敗しないように。。)
悩み:極度の緊張や不安がさらなる失敗やトラブルを生み出します。

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発達障害の人は、これらの不安や悩みなどが原因で仕事を退職してしまうケースも少なくありません。学歴が高かったり、能力が高い人でも、相手の意図が汲み取れなかったり仕事の指示が理解できなかったりして、うまく力が発揮できずに続けることを諦めてしまうのです。

社内の人間とのかかわりで、上下関係やその場の状況にふさわしくない態度をとってしまったり、社会人としての暗黙のルールのような常識に疎いのです。理解ある上司や同僚に1つ1つ関わり方や、つきあい方について教えてもらえる環境であれば、なんとかうまくやっていくことが可能です。

常識や人間関係の築き方など、社会人としての接し方まできちんと教えてくれる職場環境ではない場合、人間関係でストレスが生まれたり、仕事以外の悩みが増えたりして、うつ病や不安障害などが発生し、これまで憶えてきた仕事すらうまくいかなくなったりします。そうなると自分で自分を追い詰めてしまって、仕事を辞めざるを得ない結果となってしまうのです。これが発達障害の離職率が高い原因です。

しかし決められたルールをひたすら真面目に実行する仕事だったり、正直さや誠実さが高く評価されるような職場に就くことができれば、むしろ働きやすい職場に変わる可能性もあり、これまでの生きづらさが解消されるケースもあります。

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発達障害の社交の場での悩み

・相手と話すときの距離感がわからない
心の中:(自分はそれほど気にならないけど、「近い」と言われたり驚かれる・・・)
悩み:話すときに若干ぎこちなくなることもあります。
・スキンシップが苦手
心の中:(突然肩にポンポン!とかされるとびっくりしちゃうよ!)
悩み:至近距離で話しかけられたり、突然触られることに嫌悪感や恐怖感をおぼえることもあります。人一倍飛び跳ねるように驚く人もいます。
・飲み会の席で浮いた発言をしてしまう
心の中:(ただ思ったことを素直に言っただけなのに、場の空気がおかしなことに・・・なぜ?)
悩み:場の空気を読んで発言するのが苦手です。
・大勢の人が話しをしていると聞き取れない
心の中:(すべての人の話が耳から頭に入ってくるで聞き取れない・・・)
悩み:脳機能の問題により「声」の取捨選択が苦手ので、同時に複数の会話を認識してしまい、混乱したり集中できなくなることがあります。

このような悩みや問題が起こることで、社交の場はそれほど嫌いではないけれど「苦手意識」が芽生えることにより積極的に交流できなくなってしまうケースも多いです。結局は独りで行動したほうが気が楽だと思ってしまう事もあり、一人の時間を大事にしているという人も多いようです。

積極的に人と関わりたいというタイプの人も、会話が噛み合わなかったり、声が大きすぎたりして相手に驚かれたり敬遠されてしまう事もあります。こうした「適切な判断」をするのが苦手という特徴があります。

「理解と支援のある環境」が何よりも大事

アスペルガー症候群やADHDなどの発達障害で悩みを抱えている人の中でも、その特性を生かしてうまく生活している人たちもたくさんいます。

発達障害の人たちが適応できるかは、環境に左右されることが多いです。そのため自分に適した環境を選ぶこと、築くことがとても大切です。

その見つけ方は、自分の苦手な作業をできるだけしなくてすむ仕事を選ぶ、自分の特性を理解してもらいサポートしてもらえる職場を見つけるなど、「理解と支援のある環境」が整ったところを探していく必要があります。

発達障害の特性は、周囲に迷惑をかけてしまう可能性がそもそもあるので、自分自身も迷惑をかけないための行動パターンや仕事の仕方を身につける努力ももちろん必要です。

社会性やコミュニケーションで苦労している人は、相手との距離感をうまくとるための訓練も意識的に心がけてください。少しずつコツコツ継続していけば、次第に相手との距離の取り方も徐々に改善されて身についていくはずです。

一番やってはいけない考え方は、「自分はアスペルガーだから仕方ない、ADHDだから仕方ない」といった感じで100%病気のせいにして現状から目を背けることです。

普通の社会人でも、人とコミュニケーションをうまくとるための努力は皆さん日々されています。本人が「発達障害だから仕方ない」と開き直ってしまうと、それが周囲に伝わってしまえば、理解や支援をしようとは思ってくれません。大前提として発達障害を抱える本人が、周囲に迷惑をかけないよう努める姿勢が大切です。

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