興味のないことに関心が持てないアスペルガー症候群の人はこの方法でコミュニケーション不足を回避できる

例えば子供の頃、友達同士で趣味やアニメなど、みんなで楽しい会話をしている中、その会話に参加することなく何か別なことを考えたり、全く別な話を始めてしまう人がいます。

大人の世界でも、職場仲間でのちょっとした雑談や飲み会の席でこのような人を見かけることはないでしょうか。周囲からは「会話がつまらないのかな?」「機嫌が悪いのかな?」
など心配され、ちょっと浮ついた存在になりがちです。

興味のないことに関心を持ちにくい

普通であれば自分の周囲での会話ならば、「そうなんだ」「そんな世界もあるんだ」と多少相手の話に興味を示すことができますが、アスペルガー症候群の特性として、自分の興味のない話を聞くことはなかなかできません。

しかし本人はいたってごく普通であり、
心の中では「どうぞご自由に盛り上がってください」という気持ちなのです。

相手を無視しているわけではない

自分の興味のない話が展開されている中で、
その会話に入るのはなかなか難しかったりします。

なので黙って聞いていることも多いのですが、
周囲からは「どうしたのかな?」「無視されているのかな?」
と思われてしまうこともあります。

しかし本人の頭の中では、まったく会話に意識が向いていないか、会話を理解しようとして純粋に質問したり話題に興味を持つのに人一倍時間がかかっている可能性もあるのです。ところがそんな頭の中の状況を周囲にはなかなか伝わっていないのが辛いところであり、誤解を受けやすいというのもアスペルガー症候群の特徴でもあります。

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コミュニケーションが苦手な人は悩みがちに

友達や職場などで人とのコミュニケーションが求められる環境では、関心がもてない会話を前にして自分はどうふるまえばいいのか悩んでしまう人も多いです。

自分が知っている会話を持ち出そうとしても、
それが「いきなり違う話をし始めた」「話をさえぎられた」と周囲に映れば「この人は人の話を聞かずに自分の話だけをする人」と思われたり、自分でも薄々それが周囲に伝わってしまったと実感できる人なら「どうして自分はうまくコミュニケーションが取れないんだろう」と悩んでしまうこともあるかもしれません。

そう考えるともっと人との会話に入るのが苦手になってしまいます。
しかし元をたどれば、たまたま自分に興味のない話が展開されているから純粋に会話に入れなかっただけであり、気持ちとしては少しでも会話に参加してコミュニケーションを取りたかっただけなのです。

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興味のない話題でも会話に参加できるテクニック

アスペルガー症候群の人は、
周囲の会話にスムーズに乗っかることが苦手ですが、
これは一般の人でも同じ悩みを抱える人は存在します。

ちなみに自分の興味や関心のある話題の場合は別です。
むしろ普通以上に盛り上がることも、会話の展開を広げていくこともできるので、
本当は決して「自分はだめだ」なんて思う必要はないのです。

つまり自分の関心のない会話が展開されているときの
上手な付き合い方さえ意識していれば、この悩みは大きく改善できるのです。
ではその具体的な方法をお伝えします。

あいづちとミラーリング

人とのコミュニケーションが苦手な人でも、
比較的簡単にやりとりできる方法として代表的なのが、
「あいづち」と「ミラーリング」です。

これができるようになると、空気が読めない人、
会話に入ってこれない人というイメージを払拭できます。

方法はとっても簡単です。
相手が話しているときに、相手の方へ自分の顔を向けます。
目を合わせるのが苦手という人はアスペルガーには非常に多いので、
目は相手の顔の近く(首元、肩と同じ高さの向こう側)を見て
相手の会話の言葉が句読点「、」や「。」まで達したら、
「そうなんだ」「なるほど」「うん」といった感じに
うなずきながらあいづちを打ちます。

あいづちは会話のキャッチボールにもなります。
話している相手も「自分の話を聞いてもらっている」と認識してくれます。

相手が話しているときは「あいづち」を意識するだけで、「会話に参加できない人」「空気の読めない人」とは思われなくなるはずです。

続いて、もっと相手の話を聞いていると思わせる方法があります。
それは「ミラーリング」という方法です。

相手が話している内容で何度も出てくる単語や、
相手がインパクトのある言葉を言ったら、まったく同じ言葉を繰り返せばいいのです。

例えば友人が競馬の話をしていたとします。
「メジロマックイーン(馬の名前)が1位取ったよ!」
「やっぱあの馬はすごいな~」などと馬について熱く語りだしたなら、

「さすがメジロマックイーンだわ~。すごいな~」と復唱すれば
相手は共感してくれたと思い、さらに会話を楽しんでくれたり、
だんだんテンションが上がったりします。

例えば職場で上司が会社の話をしていたとします。
「建て替えでトイレが綺麗になったよな~」
「なんだか使っていて気持ちが良いよ~」と語りだしたなら、

「本当にトイレが綺麗で快適になりましたよね」とほぼ同じ内容で復唱します。
これも相手には自然な返しになります。

言葉に困るとき、興味がそれほどない会話でも
相手の言った言葉を繰り返すだけで、簡単にキャッチボールができます。
別におもしろい返しをしなくても、一生懸命考えこまなくても大丈夫です。

私自身も興味のない話で相手が盛り上がっているとき、正直心の中では会話を合わせるのがちょっと面倒くさかったり、苦痛なときもありますが、ミラーリングを使えば、かなりスムーズにやりとりが行えるようになります。

アスペルガー症候群や、コミュニケーションが苦手な人には、ミラーリングはごく自然に会話をしているようにふるまえる有効な方法です。

私も今では、家族や職場の人に対して日常的に使っています。
やればやるほど自然に使えるようになります。

使っているうちに、最初は全く興味が無かったのに
言葉を繰り返すだけで自分も会話に関心をもち、
あまり苦痛に思わなくなるようになりました。

上手に使えるようになると「聞き上手な人」と相手に思ってもらえるようになりますので、ぜひ実践してみてください。

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